都立高校に推薦を利用して入学したいと考えているけど、どのような仕組みになっているのか、いまいちわからないという方が多いのではないでしょうか。都立高校の推薦入試には、「文化・スポーツ等特別推薦」と「一般推薦」、「理数等特別推薦」の3種類があります。これらはすべて学力検査を行わないので、面接によって合否が決定します。面接は個人面接となり、さらに作文か小論文、実技検査から一つを選ばなければなりません。
これらのことを行った上で、都立高校は調査書や個人面接、作文や小論文などの結果を点数化して、合否を決定します。総合成績に占める調査書の割合は、50%までと制限されています。調査書点で点数化されているのは、「観点別学習状況の評価」か「5段階の評定」のどちらかです。「観点別学習状況の評価」を選んでいる高校は、2022年度入試で、エンカレッジスクールとビジネスコミュニケーション科の7校になっています。
この制度を利用して都立高校に合格したいのであれば、やはり50%の割合を占める調査書の点数を上げておくことが大切です。また作文や小論文対策をしておくのもポンとになります。学力検査を行わないにしても、作文や小論文対策で、塾に通うのも一つの手です。この制度を利用する一番のメリットは、学力検査がなく早い段階で合否が決まるという点ではないでしょうか。
ただし、普通科は募集枠が狭いので、倍率が高くなってしまうという特徴があります。