都立高校の推薦入試には一般の他に、文化とスポーツ等特別枠と理数等特別枠があり、いずれのケースでも学力検査を行わないことになっています。ただし個人面接は全員が受けることになっていて、作文や小論文の他にも実技検査などから1つ以上の検査をすることがあります。基本的には文化やスポーツ枠の推薦では、実技検査を実施する学校がほとんどで、理数等特別枠では出願時に提出する科学的な取組に関するレポートについての、口頭試問などが行われるようです。都立高校では、調査書や個人面接や作文や小論文などの各結果を点数化して、その合計点数の高いものから順番に合格者を決めていきますが、総合の成績の占める調査書点数の割合は半分までと制限されています。
都立高校の推薦における調査書点数は、観点別の学習状況の評価か5段階の評定のどちらかを点数化して活用します。基本的にほとんどの学校が、調査書の点数の評価の上限を半分に設定しているので、個人面接での態度や作文や小論文などが合格できるかの判断基準になり、大きく影響するようになります。このことからも都立高校の推薦入試では、作文や小論文に関する対策をしっかりとしておくことがポイントになってくるので、挑戦する場合は何度も繰り返し考えを文章化出来るようにしておく必要があります。個人面接の対策も同様に、コミュニケーション能力があるかどうかを判断されるので、自分の意見を分かりやすく相手に伝える力や質問を正しく理解できる力をつけておくことが大切です。